科学検定

お知らせ

【科学ニュース】地球は6回目の大量絶滅期

Science Advances誌に6月19日付で発表された新しい研究によると、地球の生物相は第6の「大量絶滅期」に入っているという。

6600万年前の恐竜を絶滅させた最後の大絶滅以来、絶滅率は比べる時期がないほど高まっているとの見解で研究者は一致している。ただし一部には、初期の評価は危機の過大評価を前提としていると異論を唱える科学者もいる。

メキシコ国立自治大学のヘラルド・セバージョス(Gerardo Ceballos)氏が率いた今回の新しい研究では、非常に控えめに予測しても、脊椎動物種は大絶滅期の間の標準的な割合に対し最大で114倍の速さで絶滅していることを示している。

「もしこの状況が続けば、生命が回復するには何百万年もかかるだろうし、われわれ人類は早い段階で死に絶えるだろう」とセバージョス氏は言う。

セバージョス氏の研究チームは、化石記録と絶滅の回数から、現在の絶滅の状況を非常に控えめに評価した結果、これまでの分析で広く使われてきた背景率の2倍の割合、つまり100年間で哺乳類1万種中の2種が絶滅しているとの見通しを得た。

チームは脊椎動物種に注目し、背景率と現在の絶滅率の違いを最も低く見積もった場合でも、人間が地球規模で急激な生物多様性損失を引き起こしているとの結論に行き着くのかと問うた。その答えは、明確に「イエス」だった。

研究論文の中で研究チームはこう述べている。「われわれの目的は生物多様性に人間が与える影響の現実的な下限となる線を見つけることだったので、今回の計算は絶滅危機の深刻さを過小評価しているかもしれない」。

展望は明るいとは言えないが、意味のある前へ向かう道はあるだろう。

「本当の6回目の大絶滅を回避するには、既に絶滅の危機に瀕している種を保護し、その個体群にかかっている圧力を軽減するために、これまで以上に強い保護施策を早急にとる必要がある」と論文は結論付けている。

【情報ソース】

Science Advances - Accelerated modern human-induced species losses: Entering the sixth mass extinction
http://advances.sciencemag.org/content/1/5/e1400253

ZME SCIENCE - Some models no longer available: Earth enters its 6th mass extinction phase, humans accelerate the losses
http://www.zmescience.com/ecology/some-models-no-longer-available-earth-enters-its-6th-mass-extinction-phase-humans-accelerate-the-losses-894775/

Sci-News.com - Earth Entering 6th Great Mass Extinction
http://www.sci-news.com/biology/science-sixth-great-mass-extinction-02936.html

facebooktwitter広告2